
- 給湯器が故障してしまった
- 給湯器がエラーを出して止まってしまった
- 給湯器が急に動かなくなる時がある
上記のような場合は、給湯器の修理を検討されることと思います。
お家を建てたハウスメーカー、給湯器を取り付けてくれた水道業者、給湯器のメーカーなどなど…。修理依頼をする連絡先には幾つかの選択肢が存在しますが、修理依頼の際に「このポイントを説明すればスムーズに修理が進む可能性が高くなる」というポイントが幾つか存在します。
これを知っていれば修理業者が事前に部品を用意できたり、通常なら2日~3日かかるはずの修理が即日完了できる可能性もあります。一刻も早く給湯器の修理を完了させたいという場合は、ぜひ参考にしてみてください。

給湯器博士、今回もよろしくお願いします!

こちらこそよろしくお願いします!
給湯器の修理依頼をする際に重要なポイント

機種の型番は給湯器本体に貼られているシールから
まず確実にお話しいただきたいのが「何の機種なのか、いつ作られた機種なのか」です。これらの情報は給湯器本体に貼られているシールから確認することができます。シールは正面に貼られている場合もありますし、側面に貼られている場合もあります。
給湯器には数多くの機種が存在し、機種によって部品が違います。もちろん型番が分からなくても修理にお伺いすることは可能ですが、事前に「何の機種なのか」が分かっているのと分かっていないのとでは、部品を用意できるかできないかという部分において大きな差が出てしまうでしょう。
製造年月日も重要
また、製造年月日も極めて重要です。これも給湯器本体に貼られているシールから確認できます。給湯器には「リコールまではいかないけど製品としての不具合・初期不良がある」というケースが少なくありません。これをメーカーが自覚している場合は修理費用が発生しないケースがほとんどです。
その際は「〇〇年▲▲月製以降は対策済み」となっている場合がほとんどなので、それに該当していることが事前にわかっていれば、すんなり修理が完了するケースがあります。場合によっては、その場で修理料金が掛からないことが分かったりもします。
具体的な症状、エラーが出ているならエラー番号も

もし「お湯がぬるい」という症状の場合ででエラーも出てる場合、お湯がぬるいっていう具体的な症状とエラー番号のどっちが重要なの?

どちらも重要なので両方お伝えいただけると嬉しいですが、エラーが出ているのであればエラー番号は確実にお話しください。症状が併発している場合は、すべてお話しいただけると助かります。
例えば「給湯器本体から水が漏れていて、給湯器がエラーを出している」という場合、これをそのままお話ししていただけると非常にありがたいです。しかし中には「給湯器から水漏れ」や「表示されているエラー番号」しか、お話しいただけないケースが結構あります。
両方の症状が事前に分かっていれば「水漏れによって内部で水が掛かってしまって壊れた部品があるのでは?」という予想ができるものの、どちらか片方の情報しかなければ現場に到着して初めて気付くことになり、応急処置すらも難しいというケースになりかねません。
情報は多ければ多いに越したことはないので、エラーの有無(エラーがあるなら番号も)やお客様自身が感じる不具合の内容(勝手に電源が落ちている、お湯がぬるい等)も出来るだけ詳しくお話しください。
その他の気になる事項もあれば(気のせいでも問題なし)
ユーザー様が気になっている些細なことが、意外と重要であるケースも珍しくありません。「ちょっとガス臭い気がする、雨の日にエラーが出るような気がする、ちょっと前から燃焼音が高くなった気がする」など、どんな些細な事でも構わないのでお話しください。
結果的にそれが間違っていたとしても、修理に問題はありません。むしろ事前にユーザー様が感じているということが分かることによって、故障個所が特定出来たり、故障内容の予想が出来るケースの方が断然多いです。
細かい情報で修理依頼するメリット

正確な情報=即日完了できる可能性を高める
給湯器を修理する際、もし修理費用の折り合いがつくのであれば「一刻も早くお湯を使える状況にして欲しい」と考える人が大多数だと思います。そのため修理依頼をする際はなるべく詳しい情報をお話しいただくことによって、修理を即日完了できる可能性を高めることが可能です。
もちろん部品在庫が欠品している等の場合であれば、修理の即日完了は難しいかと思いますが、少しでも早く修理したいという場合は「なるべく詳しい情報を添えて修理依頼をする」ということを念頭に置いてみることをおすすめします。
「行かないと分からない」という修理内容よりも優先順位が高くなる
これは各サービスショップ(修理業者)によっても変わるかと思いますが、弊社では「行ってみないと見当もつかない」という修理内容よりも、大体の目星が付いている現場の優先順位が高いです。
もちろん即日訪問を心掛けてはいますが、時間的にあと1件回れるというシチュエーションだったとき、場所や依頼があった時間にほとんど差がない2件の修理依頼があった場合は、依頼内容が細かく分かる方に伺う傾向があります。
簡単に直せる現場なら尚更その傾向は強く、その場で直せないことが分かっている場合でも優先することが多いです。

その場で直せないことが分かってるなら、内容が分からない現場の方がその場で直せる可能性があっていいんじゃないのけ?

当然そう考える修理業者もいるかと思います。弊社ではその場で直せないからこそ、少しでも早くに訪問しておくことが必要という考えです。

確かに細かい情報があった方が修理はしやすそうだね。
本記事のまとめ
- 使用している給湯器の型番、製造年月日は必要事項
- エラー番号がある場合は、エラー番号と一緒に症状をできるだけ細かく
- 詳しい修理依頼の方が即日完了できる可能性が高い
修理業者は全ての機種の、全ての部品を持ち歩いているわけではありません。あくまで必要最低限の部品を持ち歩き、それ以外は会社に在庫しているという状況がほとんどです。あまり故障しない部品は会社にも在庫しておらず、必要に応じて発注するというケースが多いでしょう。
もし会社に在庫している部品で直せるという場合、詳しい症状が事前に分かっていて予想さえできれば、修理訪問する際にお持ちすることが可能です。それによって給湯器をその日のうちに直すことができるかもしれません。
給湯器の修理依頼をする際は、なるべく詳しい情報をお伝えしていただけたらと思います。