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石油給湯器はオート以上がおすすめ!お湯張り機能があれば便利で衛生面でも安心

石油給湯器の選び方 お湯張り機能は絶対にあった方がいい!

 

ガス給湯器ではお風呂の追い炊き機能があるのであれば、お湯張り機能は必須機能と言っても過言ではなく、ほぼすべての機種に搭載されている機能です。

一方で石油給湯器の場合、主流はお湯張り機能がある機種ということに変わりはないものの、お湯張り機能がない「標準タイプ」と呼ばれる機種もまだまだ人気があります。

 

標準タイプを選ぶ人の気持ちとしては「少しでも本体の購入費用を安くしたい」という気持ちがあって標準タイプを選択していることが多いように思いますが、お湯張り機能はあった方が便利だと思いますよ。

このページでは「石油給湯器を買う際は、お湯張り機能がないタイプ(標準タイプ)ではなくお湯張り機能ありの機種がおすすめ」というテーマで、石油給湯器でお湯張り機能がある機種を選択することのメリットについてご紹介したいと思います。

 

給湯器博士、今回もよろしくお願いします!

こちらこそよろしくお願いします!

 

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標準タイプとお湯張り機能があるタイプの違い

標準タイプとお湯張り機能があるタイプ 様々な項目で比較してみる

 

石油給湯器には大きく分けて3種類のタイプが存在する

石油給湯器には「給湯機能のみ/給湯機能+風呂機能/給湯機能+ふろ機能+暖房機能」などのスペックの差があります。

その中でも風呂機能がある機種については「追い炊きだけしかできない機種/追い炊きとお湯張りが出来る機種」の2つが存在し、お湯張りが出来る機種には上位機種と下位機種があります。

 

  • 標準:追い炊き機能のみ、お湯張りはできない。
  • オート:追い炊きとお湯張りが可能。
  • フルオート:追い炊きとお湯張りが可能。オートよりも機能が多い。

 

追い炊き機能のみの機種を標準タイプ、お湯張り機能がある下位機種をオートタイプ、お湯張り機能がある上位機種をフルオートを呼び、本体価格は「標準タイプ<オートタイプ<フルオートタイプ」の順番で高くなるのが通例です。

ちなみにメーカーや業者によって、フルオートをオートと表現することもあり、その場合のオートタイプはセミオートと表現したりします。

 

オートとフルオートの違いは「フルオートの方が機能が充実している」というだけの差で、ユーザー様によっては「オートもフルオートもさほど変わらない」と感じる人もいるようです。

実際にオートとフルオートであれば金額差もそこまで大きなものではないので、見積もり金額と照らし合わせながら比較検討して頂ければと思います。

給湯器のフルオートとオートの違いは「お湯張り機能の微妙な違い」でしかない

 

給湯器本体の金額の違い

 

こちらはノーリツ製石油給湯器のフルオートと呼ばれる機種ですが、希望小売価格が税抜き390000円となっています。

この希望小売価格はあくまで定価のようなものなので、ここから数十パーセントの値引きがされたうえで価格提示されるのが通常です。

給湯器を交換する時の費用の相場と裏話|賢い人がチェックしている項目とは?

 

 

こちらは先ほどの給湯器の標準タイプです。お湯張り機能以外の条件は全て同じ機種ですが、希望小売価格の時点で税抜き85000円の金額差があります。

 

  • フルオート:390000円
  • オート:360000円
  • 標準:305000円

 

フルオートとオートの差は、お湯張り機能に関する微妙な違いでしかありません。希望小売価格の段階で30000円の金額差がありますが、ここから値引きされれば金額差はもっと小さいものになりますし、あとは機能面と見積もり金額を比較して検討するのがいいでしょう。

ただしオートと標準は、金額差が55000円ということで決して無視できない金額差のようにも思えますが、お湯張り機能は絶対にあった方がいいです。

希望小売価格で55000円の金額差ということは、50%値引きで提供されたら金額差は27500円となります。この給湯器と7年付き合っていくとすれば、1年あたりの負担額は約4000円程度です。

 

お湯張り機能がある機種と無い機種では、その便利さや手間の大小を比べると1年あたり4000円という出費は痛くも何ともありません。

どうしても「1円でも安い機種が欲しい」という場合であれば無理強いはしませんが、お湯張り機能のメリットは非常に大きいので「悩むくらいならオートで十分なので、お湯張り機能がある機種の方がおすすめ」です。

 

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石油給湯器におけるお湯張り機能のメリット

メリット

 

お湯張り時に浴槽のお湯を溢れさせてしまうリスクから解放される

標準タイプの場合は、お風呂を沸かす際に「浴槽付近の蛇口からお湯(または水)を落とし込み、一定量が貯まった段階で蛇口を締める」という行動が必要となります。

大半のユーザー様は給湯器のブザー機能を利用したり、何分でどれくらいの湯量が貯まるかということを理解していて、任意のタイマーなどを使って対応していることでしょう。

 

しかしごく稀にタイマーが動作しなかったとか、急な来客があったなどの理由でお風呂のお湯を溢れさせてしまうというミスをしてしまうことがあるのではないでしょうか。

お湯張り機能があるならボタン1つで決まった湯量のお湯を張って、さらに沸かし上げてくれます。お風呂が沸いたらメロディーと共に教えてくれるので、まさに至れり尽くせりと言ってもいいでしょう。

 

お風呂を沸かすなんて毎日のことですから、お風呂に蛇口を締めに行く手間が365日×数年間に渡って発生すると考えると、1回の時間的な負担が30秒程度だったとしても1年で約3時間くらいの時間的なロスとなります。7年間使ったら約1日に迫るほどの時間的なロスです。

希望小売価格では55000円の金額差がありますが、時間的なことだけを見ても1日分の時間が浮くというのは、見過ごせないメリットではないかと思いますがいかがでしょうか?

 

我が家では標準タイプを使ってた時に、タイマーでお湯張りをしてたけど「もう少しでお湯が張り終わる」っていうタイミングだと、何もできなくて黙って待ってるだけだったよ。今ではお湯張り機能があってそういう手間からは開放されたから、一気に便利になったって感じてるんだ。

 

追い炊き配管が衛生的に保てる

お風呂のお湯張り機能は、お風呂の循環口からお湯が張られるという仕組みになっているので、追い炊き配管に水道(給湯)の圧力と同じだけの水圧がかかります。

入浴剤を使用する場合なんかだと特に顕著に分かるのですが、追い炊き配管内に汚れや入浴剤成分などが固着して、そこで菌が爆発的に増殖してしまうとヘドロ状になってしまうことがあります。

このヘドロが給湯器の循環ポンプなどに詰まり、故障を引き起こしてしまうケースも少なくありません。仮に故障とまではいかなかったとしても、標準タイプを使用している家庭の場合は、よほど気を遣ってあげていないと追い炊き配管が汚れてしまっているケースがほとんどです。

 

もしここでお湯張り機能があると、毎回お湯張りをするだけで配管内の汚れが押し出されてくるので、手遅れになってしまうような汚れは蓄積されません。

配管洗浄剤などを使用すると追い炊き配管内の汚れが浮き出てくるのですが、標準タイプだと苔のような緑色の汚れが出てくるケースもあります。

一方お湯張り機能があるだけで、そこまで酷い汚れが出てくるというケースは大幅に減るので、掃除にあまり気が回らないという人ほど大きなメリットに感じると思います。

 

追い炊き配管は定期的に薬剤を使って殺菌、洗浄してもらうのが望ましいですが、できれば最低でも半年に2回くらいはお願いしたいです。特に標準タイプで「入浴剤を使う、お湯は毎日替えない」というケースになってくると、月2回以上のペースでやってほしいというのが本音ですね。

 

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最後に

ハッキリ言ってお湯張りの部品も故障が多い部品ではあるので、本体価格だけでなく修理費用の面でも、標準タイプよりはお湯張り機能がある機種の方がお金はかかることになります。

しかし毎日の浴槽へのお湯張りの煩わしさが一気に軽減されるうえに、お風呂も綺麗な状態で使用できるようになることのメリットは、その金額以上の価値があると言えるでしょう。

フルオートとオートで悩むのであれば、どちらでも好きな方をお選びくださいと言いますが、標準タイプとオートで悩むのであれば絶対にオートをおすすめします。

この記事を書いた人
給湯器博士

給湯器を修理・交換する仕事に就いて20年のベテラン作業員。ガス給湯器、石油給湯器、エコキュート、バランス釜、瞬間湯沸かし器などについての経験と知識があり、それを元にブログで情報発信しています。

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