2台のボイラーを1台にまとめるのってお得?給湯器と暖房機の2台にするか給湯暖房機1台にするか

どっちがコスパ良い? 給湯暖房機 or 給湯器+暖房ボイラー

 

給湯器と暖房機の2台を使い分けているというユーザー様は、どちらか片方の機械が壊れてしまった場合に、修理に来た業者の人に「一緒に交換しませんか?」と声を掛けられたことがありませんか?

2台を1台にまとめることで省スペース化できることや、2台買うよりも1台の方が安くて済むなどのメリットを挙げられ、割と積極的にセールスされる人も少なくないようです。

 

今回は「2台のボイラーを1台にまとめるのってお得?」というテーマで、給湯器と暖房機の2台スタイルがいいのか、それとも給湯器と暖房機を1台にまとめた方がいいのか、両方の観点からメリット・デメリットをご紹介したいと思います。

給湯器や暖房機の交換時期に差し掛かっているという方は、ぜひ参考にしてください。

 

給湯器博士、今回もよろしくお願いします!

こちらこそよろしくお願いします!

 

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給湯器と暖房機の2台スタイルで運用するメリット

2台で運用することのメリットは「万が一故障してしまった際のリスク分散ができる」ということです。これが唯一にして最大のメリットと言えます。

給湯暖房機の場合、給湯機能が故障してしまうと多くの場合で暖房機能も使用できなくなってしまうので、この瞬間に「せめて2台に分けてたら…」という考えがよぎるはずです。

 

一方で2台スタイルを採用している場合、例え同じ日に購入したと言っても通常故障(雷などでなく経年劣化など)であれば、同じ日に故障するということは考えにくいと言えます。

大体似たり寄ったりの時期にはなるかと思いますが、さすがに同時に壊れるということはほとんどありません。

 

暖房機を使用する地域にお住まいということは、冬時期は非常に寒いと思います。そんな時に給湯器も暖房機も使えないというのは、不幸中の不幸と言えるでしょう。

こんな時に給湯器と暖房機の2台スタイルであれば、どっちかが壊れてしまってもどっちかは生き残っていることが多いので、不幸中の幸いと感じられると思いますよ。

 

お湯が使えないうえに寒いとなるとやばいな。

「せめてお湯が使えたら~/せめて暖房が使えたら~」って思っちゃうことマタタビの如しだね!

ちょっと何言ってるか分かりませんが。

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給湯暖房機1台スタイルで運用するメリット

2台を1台にまとめることで省スペース化が可能

2台のボイラーが1台で済むということは、それだけ省スペース化が可能ということです。給湯暖房機そのものは大きくて重いのですが、さすがに小さいボイラー2台を設置するスペースよりは省スペースで済みます。

お家の外壁などに設置していて、設置スペースを全く考えなくていいという場合は気にならなくても、ボイラー部屋などに設置しているなら1台にまとめることで空間がだいぶ広くなるでしょう。

 

たまに狭いボイラー部屋に床置きの暖房機と壁掛けの給湯器を併設している現場がありますが、設置の仕方によっては「暖房機が邪魔で給湯器のメンテナンスがしにくい」ということがあり、本来であれば発生しない修理料金の上乗せが発生してしまう現場もあります。

それは許すまじ行為!でも狭いスペースに2台設置しようとしたら、どうしてもそうなっちゃうのかもしれないな。

 

2台購入するよりも本体購入費用が安く済む

 

こちらは給湯暖房機の24号フルオートの機種ですが、希望小売価格が約50万円弱です(左右の違いは特に気にする必要はありません)。

 

 

一方こちらは左側が給湯器(給湯+風呂)で、右側が暖房機です。2台の合計金額は希望小売価格で約56万円となりました。

そしてこちらの組み合わせの方が、給湯暖房機1台の機種よりも暖房能力が少し低いタイプとなっているので、同じ能力で比較するとなると希望小売価格で10万円くらいの価格差になるんじゃないかと思います。

暖房能力に関しては完全に同じ機種が存在しなかったので、1番近い機種を選びました。

 

2台スタイルだと10万円高くて、1台スタイルだと10万円安くなると言われたら、多くのユーザー様は「故障した時に我慢すればいいだけだから、10万円安い方がいい!」と考える人が多いかもしれませんね。

今回ご紹介したのはあくまでメーカー希望価格なので、実際に本体を購入するとなるとここから大幅値引きがあります。

ただし暖房水が必要になったり取付業者の作業料なども必要になってくるので、全体的な金額はもっと安くなることが予想されますが、2パターンの金額差が大きく縮まるとは思えないです。

 

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給湯器と給湯暖房機の故障率の違いについて

機械全般がそうですが、シンプルな物よりも複雑な構造をしている物の方が壊れやすいと言えます。そして給湯器で言えば単機能よりも複合機能の方が構造は複雑なので、暖房機能のみの機種や「給湯+風呂」の機種よりも「給湯+風呂+暖房」の機種の方が故障率は高くなる傾向が強いです。

本体購入時には給湯暖房機の方が安くても、メンテナンスに掛かる費用は給湯暖房機の方が高くなる傾向にあるので、その差がどこまで縮まるかという部分で考えると…。最終的には「個体差」になってくるように思います。

給湯器の寿命は10年と言われていますが、その10年の間に故障が立て続けに起こってしまうようでは、10万円の金額差なんか一気に消し飛んでしまう可能性もあります。給湯も暖房も使用できない日も増えてしまうので、このあたりも悩みどころと言えるのではないでしょうか。

知らないと損をする給湯器の寿命の話|修理か交換かの正しい判断方法

 

そういう傾向が強いというだけで、給湯暖房機でも無故障で10年近く使用できるユーザー様もいます。

あとこんなことは言いたくないのですが、機種によってハズレ機種と言いますか「なんでこの機種はこんなに故障が多いの!?」という機種があり、それが給湯暖房機に多いというのも1つの事実です。

せっかく本体を安く仕入れても、結局最終的にお金も掛かってお湯も暖房も使えないって日が増えちゃうなら、目先の値段では選ばない方がいいかもね。

 

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2台のボイラーを1台にまとめる場合(あるいはその逆)の注意点

注意点

 

壊れていないものを交換することになる

これは2台のボイラーを1台にまとめる場合のみに当てはまることですが、ユーザー様の話を聞いていると「給湯器(あるいは暖房機)が壊れてしまったタイミングで、修理に来てくれた人から『こっちの機械も寿命だから、一緒に交換して1台にまとめませんか?』というようなカタチで打診された」というケースが多いようです。

 

確かに10年使用して壊れてしまった給湯器の隣にあるのは、同じく10年使用した暖房機であることが多いので、いつ壊れてもおかしくはないという理屈は分かります。

しかし、ここでまだ壊れていない機械の交換に踏み切れるようなユーザー様(お金持ち)なら、これまで同様2台スタイルの方が良いのでは?このようにして割と強引にボイラーを売りに来るような業者は「自分が儲けたい」という前提があって、その話をしてきていることは忘れないようにしましょう。

 

煙突やリモコンの数が変わる

1台のボイラーを2台にするにしても、その逆にしても…。煙突の数やリモコンの数は変わります。1台→2台ならお家の外壁に穴を空ける必要が出てきますし、2台→1台なら既に空いている穴を埋める必要が出てくるでしょう。

多くのユーザー様は、大事なお家に穴を空けるという選択には抵抗があるでしょうし、既に空いている穴を埋めるにしても、外壁と同じ模様の穴埋め部材を使うというわけではないので、外から見たら違和感が出てしまうと思います。

1台から2台、2台から1台への変更を提案している業者の人が、そこまで丁寧な説明をしてくれているのかどうなのか、その辺りも判断材料にしてみてください。

 

おすすめは給湯器+暖房ボイラー2台での運用

私がおすすめしたいのは2台での運用です。本体の価格は高いですが、故障してもどちらかが生き残るという部分に多大なメリットを感じます。

たまに給湯器に関しては「そろそろ壊れそうだから、完全に壊れる前に交換したい」というユーザー様もいますが、まだしばらく使えるかもしれない機械を交換するというのは思い切った行動だと思いますし、私なら使えるだけ使うと思います。

 

じゃあ給湯器博士、結論を聞かせて!2台のボイラーを1台にまとめるのってお得?

お得な部分もありますが、お得にならない部分もあるので私はおすすめしません。私なら設置スペースさえ許せば間違いなく2台での運用にしますね。どうしても困るような事情(購入費用を1円でも抑えたい、狭すぎてメンテナンスに支障が出ている)があれば検討してもいいかと。

今日も勉強になったよ。為になること、鰹節のごとしだね!

ちょっと何言ってるか分かりませんが。

 

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最後に

給湯器の交換業者としても、確実にどちらの機械も自分の会社で交換してくれるという確信があるのであれば、そこまで強く交換を勧めてこないと思います。

どっちかのボイラー、あるいは両方の交換作業を別の業者に持って行かれないために、なるべく早い段階で手を打っておこうということで進めているケースが大半でしょう。

いずれにしても1台の物を2台にしたり、2台の物を1台にするというのは、大なり小なり面倒な作業も付きまといますから、どうしても我慢できないような事情を除いては無暗に変更しない方が無難だと思います。「給湯も暖房も一気に使えなくなるのが不満」などの明確な理由がある場合は、前向きに検討してみてください。