屋外タイプと屋内タイプの特徴&メリット&デメリット|給湯器の選び方

給湯器の選び方 屋外タイプと屋内タイプの特徴

 

給湯器はお家の外に設置するタイプとお家の中に設置するタイプがあります。

多くのユーザー様は、お家を購入した時に最初に取り付けられていた場所を変更することはありません。屋外タイプなら屋外に、屋内タイプなら屋内に設置し続けるでしょう。

 

しかし中には「こういう不便さがあるなら、最初からお家の中(あるいは外)に設置してくれれば良かったのに…」と思うケースもあるのでは?それぞれに一長一短があり、もし不便さを感じているのであれば「設置場所の変更」を検討してみてもいいかもしれません。

そこで今回は、給湯器の選び方の中でも「屋外タイプと屋内タイプの違い、特徴、メリット&デメリット」について、できるだけ分かりやすく解説していきたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。

 

給湯器博士、今回もよろしくお願いします!

こちらこそよろしくお願いします!

 

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屋外タイプと屋内タイプに機器寿命の差はある?

給湯器の寿命は約10年

給湯器の寿命は約10年です。もちろん使用頻度や使用環境に大きく左右されるので、誰もが10年使えて当然というわけではありません。なぜ10年と答えているかという部分にはしっかりとした根拠がありますが、ここでは割愛させていただきます。

気になる方は、以下のリンクをチェックしてみてください。

知らないと損をする給湯器の寿命の話|修理か交換かの正しい判断方法

 

機器寿命に関する明確な差はない

我が家の給湯器は屋内タイプなんだけど、ただでさえ狭い洗面所が狭くなって困ってるんだ。

屋外タイプもあるって聞いて、そっちの方がいいじゃんって思ったんだけど、屋外タイプだと早く壊れちゃいそうだよね。

屋外タイプの給湯器は雨風に10年間さらされることを想定して設計されているので、基本的には機器寿命を心配する必要はありません。

 

屋外タイプを使用しているユーザー様にとって「屋内タイプの方が長持ちするの?」という部分は非常に気になるようです。

誰しも雨風が当たらない屋内タイプの方が、長持ちする可能性が高いと考えてしまいがちですが、外置き用の給湯器は雨風が侵入しないような構造になっているので、基本的に外置きだからと言って早く壊れてしまうということは無いです

 

例えば屋内用の給湯器であれば、給気を確保するのにフィルターが取り付けられていたりすることがほとんどですが、屋外用の給湯器に給気フィルターはありません。

屋外タイプの給湯器には、給湯器本体の横に角度の付いた穴(吸気口)が設けられていて、いくら横殴りの雨だったとしても、給湯器の内部には侵入できないような工夫がされています。

 

機器寿命に関する一部の例外について

もし一部例外があるとすれば、落雪などの可能性がある雪国の場合や海岸沿いで塩害のある地域に限定されるでしょう。これらの条件に該当する場合は、屋内タイプの給湯器を使用した方が長持ちする傾向が強いです。

豪雪地帯で雪や氷の塊が落ちてくる位置に給湯器が設置されているという場合は、外装部分が変形してしまう被害が発生してしまうと変形した部分から雨が侵入してしまうケースが考えられます。

 

一方で海沿いなどで屋外タイプを使用していると、給湯器本体の外装部分の腐食が通常よりもずっと速いので、腐食によって穴の開いた部分から雨が侵入してしまう可能性が出てきます。

これらの特殊条件がある場合は「屋外タイプよりも屋内タイプの方が長持ちする」と言えそうですが、それ以外で機器寿命の違いについて考える必要はありません。

 

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屋外タイプと屋内タイプの特徴、メリット&デメリット

メリット&デメリット

 

屋外タイプと屋内タイプのメリットとデメリットは相反するので、以下では「屋外タイプ」を中心にメリットとデメリットを挙げていきます。屋内タイプのメリットは屋外タイプのデメリットだと捉えていただけると幸いです。

スペースの有効利用ができる

屋外に設置することで生活スペースを少しでも広くすることができます。この利点については床置きタイプと壁掛けタイプの比較記事でも書きましたが、それ以上にスペースの有効利用が可能です。

床置きタイプと壁掛けタイプの特徴、メリット&デメリット|給湯器の選び方

 

屋外タイプの給湯器はメンテナンスがしやすい

こちらも「床置きタイプと壁掛けタイプの比較記事」と重複する部分がありますが、屋外タイプだとメンテナンスがしやすいというメリットがあります。

もし屋内タイプで大掛かりな修理内容になる場合、お家の中で修理をするとお家を汚してしまう可能性などが出てくる場合は、給湯器を取り外して外に運び出してから修理することも少なくありません。

 

そんな時に屋内設置の給湯器を外に運び出すのが1人作業だと難しいという場合は、後日に作業員2人で再訪問となることも考えられます。

屋外設置の給湯器なら、給湯器の中で水漏れしている機械を修理するにしても、中で漏れている錆水がこぼれないようにと気を遣う必要もないので、部品さえあれば即日修理できるケースが多いです。

 

外置きだとメンテナンスの可否が天候に左右される

給湯器が壊れてしまった時、メンテナンス業者に修理を依頼することになると思います。この時、外の天候状況によっては「ちょっと修理をするのが難しい」ということが起きてしまうのが屋外タイプの大きなデメリットの1つです。

外が大雨だったりすると、外した部品が雨に濡れないように気を遣う必要が出てきてしまいます。程度によっては二次被害が心配されるので、こういう場合は修理日を延期してもらうケースもあります(そんなに頻繁にあることではありませんが)。

このようなケースは、屋内タイプだとほとんど無い事例なので、屋外タイプにしかないデメリットと言えるかもしれません。

 

1日でも早く直して欲しいと思ってる時に雨が続いたら、いつまで経っても修理してもらえない可能性もあるのか。

まったく使用できていないという状況であれば、できる限り修理を進められるように努力しますが、故障個所と雨天の程度によっては申し訳ないと感じながらも延期をお願いすることもあります。

 

屋外タイプの給湯器なら煙突が不要

給湯器を購入する場合、発生する費用は「給湯器本体費用+取付作業料+必要部材費」となります。給湯器本体と取付作業料に関しては分かりやすいと思いますが、必要部材にはどのようなものがあるのでしょうか。

給湯器が新しくなると、サイズや配管の接続口の位置が微妙に変更されていることが多いので、それに合うように配管を調整する必要が出てくるのですが、それに関わる部材費などがこれに該当します。

そして給湯器の排気を外に出すための煙突も部材費です。煙突に関しては長さによっても変わるものの、どんなに短くてもメーカー希望価格で10000~20000円は掛かってしまうので、思いがけない金銭的な負担が発生してしまいます。

 

煙突は絶対に変えなきゃいけないのか?

煙突は安全上、必ず交換が必要な部材です。万が一事故に繋がってしまった時に命にかかわる問題ですから。

ちなみにユーザー様に少しでも給湯器を安く提供しようとした業者が部材費を削ることは珍しくなく、中には煙突を再利用する業者も存在します。

これは決して褒められた行動ではありませんので、いくら給湯器の交換費用が安くてもこのような業者にお願いすることは得策とは言えないでしょう。

煙突はちゃんと変えて、その上で安く交換してくれるか?

 

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屋外タイプと屋内タイプの変更は可能か

人によっては「今は屋内に設置されているんだけど、もし可能なら屋外に変更したい」という人もいるのではないでしょうか。結論から言うと屋外タイプと屋内タイプの変更は十分に可能ですが、床置きタイプと壁掛けタイプの変更以上に大きな手間が発生します。

水配管、ふろ配管、燃料配管はすべて引き直しになり、屋内タイプを屋外タイプに変更する場合は既に空いている煙突用の穴を塞ぐ必要が出てきますし、逆に屋外タイプを屋内タイプに変更するなら新たにお家の外壁に煙突用の穴を開けなくてはなりません。

これは数万円以上、時には十数万円を超える工事になる可能性も考えられるでしょう。もしリフォームなどを視野に入れている場合は、それに合わせたタイミングでの変更はベストなので、現状が気になっているという方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

 

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最後に

今回は屋内タイプと屋外タイプの違いについてご紹介しました。簡単に変更できるわけではありませんが、もし「落雪や塩害の被害によって、満足に給湯器を使用できていない」というのであれば、設置場所の変更を検討するのも十分にアリだと思います。

特に最近は浴槽をリフォームするにあたって「屋外タイプと屋内タイプを変更したい」というユーザー様も少なくないので、それぞれのメリット・デメリットについて押さえておくことをおすすめします。