給湯器の見積もりでチェックすべきポイント|損をしないために見るべき部分はこれだ!

 

給湯器の見積もりは、眺めているだけでは意味がありません。

もちろん複数社から見積もりを貰えば「どこの給湯器交換業者が1番費用的に安く給湯器を交換できるか」ということは分かりますが、給湯器の交換見積もりで最も見るべき部分は他に用意されています。

 

  • 同じ給湯器の型式で比べた見積書かどうか
  • 保証延長、工事保証は付いているか
  • 本体からの値引き率はいくらなのか

 

単純に「1円でも安い業者」を選んでいるだけでは大きく損をしてしまう可能性も出てきますので、この記事でぜひとも「正しい見積書の見方、比べ方」について知っていただきたいと思います。

なるべく分かりやすいように説明しますので、ぜひとも最後までお付き合いください。

 

給湯器博士、今回もよろしくお願いします!

こちらこそよろしくお願いします!

 

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給湯器の交換見積もりでチェックするべきポイントはこれだ!

給湯器の見積もりを貰ったんだけど、トータル金額以外にどこをチェックすればいいのけ?

給湯器の見積書では、トータル金額よりも「給湯器本体からの値引き率/部材費の内容/保証延長、工事保証の有無」などを重視すべきです。

理由は後から詳しく解説しますが、トータル金額が30万円の給湯器と31万円の給湯器があったとして、もし後者に「加入するのに3万円ほど掛かる保険」が組み込まれていれば、ユーザー様によっては後者の方がお得になるというケースも多いんですよね。

確かに大きな買い物をする時って「オマケ」が付いてくることもあるから、差額分以上にオマケに価値があれば、金額的に高い方がお得になることもあるだろうね。

 

給湯器本体からの値引き率

 

こちらはノーリツ製の給湯器カタログの一部ですが、給湯器にはメーカー希望小売り価格と呼ばれる「カタチ上の値段」が設けられています。これはハッキリ言って、本当にアテになりません。

 

少なくとも30%引きと言われたら、多くの人が「それってお得なんじゃないの?」と思うのではないかと思いますが、給湯器を始めとする住宅設備のほとんどは30%引きだからと言ってお得だとは言い切れないです。

 

みなさんの近所のスーパーでも、お肉などをわざと高い価格に設定してそのうえで50%OFFとか半額と言ってアピールしているスーパーがありませんか?

 

これは割と使い古されている手法で、目の肥えたお客さんには既にバレているテクニックなのですが、食品ほど普段から購入する機会のない給湯器などにおいては、非常に高い効力を発揮します。

 

 

それを防ぐためには「見積書を複数社から貰い、そのうえで本体からの値引き率をチェックする」というのが鉄則です。

 

給湯器の本体は原則として新品であることが大半ですし、よほど在庫としての期間が長いなどの理由がなければ「本体価格は安ければ安いほどお得」となります。

 

同じ型式の給湯器を比べた時に、30%OFFの給湯器と40%OFFの給湯器を比較するのであれば、本体からの値引き率が高ければ高いほどお得と言えるでしょう。

 

確かにパソコンでもテレビでも「同じ商品なら安い方がお得」って言うのは分かるけど、じゃあ古い給湯器かどうかを見分ける術はないのか?

多くの交換業者は取付後のトラブルが1番厄介だと感じるので、あまりにも古い給湯器の場合は事前に説明をして「だから普段よりも値引きさせていただきます」と伝えるケースが大半だと思います。

よほどのことが無い限り半年程度の誤差はありますし(新品を向上に発注しても半年前の機械が最新というケース)、給湯器そのものの保証は使用開始日からなので、2年も3年も古い機械でもなければ特に気にする必要はないでしょう。

 

部材費の内容

前項では「給湯器本体の価格はよほどの理由がない限りは、安ければ安い方がお得」だと説明しました。

よほどの理由というのは「中古である」とか「在庫期間が長くて古い機械である」などの理由です。

では部材費に関してはどうかと言うと、一概に安ければ安いとは言い難い部分があります。

 

例えば煙突を再利用するなんてのは論外です。

煙突は安全上必ず交換しなさいと言われているので「煙突の交換を渋って1万円安くしました!」なんて業者には絶対に頼まないようにしましょう。

 

あとは配管カバーや排気カバーなどですが、これらはよほど外観が酷くなければ再利用も可能ですし、ユーザー様によっては「別に交換する必要が無ければ、交換しなくても良い」と考える部材です。

 

なので最初からリサイクル利用する気マンマンの業者と、交換前提で部材費に組み込んでいる業者とで、1万円程度の金額差が生じている可能性があります。

 

 

これらを見抜くためには見積書Aと見積書Bを見比べて、AにはあるのにBにはない物を探してみてください。

そして必要に応じて業者の人に「〇〇が含まれていないんですけど、これは交換しないという意味ですか?」と質問してみるといいです。

 

残念ながら、とある部材をリサイクル利用しようとしている業者が「まだ使える」という善意からそれを判断したのか、あるいは「少しでも安くしよう!」ということで部材費をケチったのかという判断は、ユーザー様にとって非常に難しいと思います。

 

それを判断するには、あとは「それを判断した人」から見抜くしかありません。

「実は見積書を他の業者からも貰っていて、こっちには▲▲という部材が含まれているのに、御社の見積書にはそのような記載が一切ないのでお聞きしたいのですが…」とでも言えば、然るべき回答が得られると思います。

 

この答えを聞いて「イマイチ怪しいな」と感じるのか、あるいは「あ、そういうことか!」と納得できるような答えをくれるのか…。

それだけでも失敗してしまう確率はグンと減らせるはずですよ。

 

ちなみにこれから交換を依頼するかもしれないっていう業者の人に「他の業者からも見積もりを貰っている」とぶっちゃけても、問題ないの?

なんか比べられてるとか感じて、ちょっと手を抜かれたりとか嫌がられたりとかしない?

他の業者と比較してもらっていて、ユーザー様ご本人からお問い合わせを頂いているという時点で、手ごたえを感じるという業者が多いと思うのでそのような心配は必要ありません。むしろ手厚い対応をしてもらえると思います。

なんなら最初の見積もりを貰う段階で「複数社を比べて検討したいと思っている」と先制攻撃しておくと、気合を入れた見積書を用意してくれると思うのでこの方法もおすすめです。

 

保証延長、工事保証の有無

 

上記の表はノーリツという給湯器メーカーの「保証延長サービスに申し込んだ際の金額表」です。

 

給湯器には本体そのものに1年か2年の保証が用意されている他、各種部品に対しての保証延長、そしてユーザー様が任意で加入できる保証延長が用意されています。

最近の業者は「10年保証を付けます!」と言って、これに加入するというパターンが非常に多いです。

 

ただしこの保証はユーザー様自身でも申し込むことが可能な「給湯器の保険」なので、その金額が既に見積書に含まれているんだとすれば、別にお得でも何でもないということがあります。

 

例えば保険料が2万円だったとして、本来30万円の交換見積もりだったら「給湯器の交換費用が30万円で保証なし」と「給湯器の交換費用が32万円で10年の保証延長付き」は一緒です。

 

保証なしの給湯器を買ったユーザー様が、あとで2万円払って直接給湯器メーカーと保証延長の契約を結ぶだけですから。

 

 

通常「10年保証をお付けします!」と言われたら、すごい良いオマケを貰った気分になるという人が多いと思いますが、その分の金額が既に取られているということは、割と良くある話です。

 

みなさんも通販で商品を買う時に「送料無料を掲げておきながら、商品の代金に送料が上乗せされていた」という経験をしたことがありませんか?

結局は言い回しの仕方で、お得に見せるようなキャッチセールス術というのが存在するので、そういう目先のテクニックに騙されないことが重要です。

 

ちなみに製品に対しての保証延長は、取付業者がオマケとして付けてくれると言っても、基本的にはユーザー様と給湯器メーカーでの契約となります。

 

何が言いたいかと言うと「取付方法が悪いせいで給湯器が故障した!」という場合、ユーザー様としては「保証期間内だから修理費用を払わない!」という意見になるでしょうし、修理をする給湯器メーカーとしては「製品が悪いのではなく、取付方法が悪いせいでの故障だからお金は掛かります」という、意見の衝突が起きる可能性は覚えておくといいです。

 

修理対応できるのはメーカーに認定されたサービスショップだけとなっていますし、業者の中には「取付さえすれば後はメーカーに放り投げよう」と考える悪い業者もいるので、工事保証は必須事項と言えます。

 

保証延長、工事保証の有無によって金額が変わることも多いので、見積金額の中にこれらが含まれているのかどうか。保証がある見積書と保証がない見積書があるなら、同じ条件で比べた時にどちらが安いのかという観点からチェックするのがおすすめです。

 

この業者、工事保証が付いてないよ!これは危うく騙されるところだったってことだよね?

いえ、一概にそうとは言えません。大々的に「工事保証を付けます!」と謳っている業者さんは少なくありませんが、常識的に考えて施工業者が施工上の責任を負うことは普通のことです。

そのため、わざわざ工事保証を付けますと発信していない業者の中にも「工事保証?そんなの当たり前じゃないですか!」というスタンスの会社も多いですよ。不安なら確認してみましょう。

確かに『購入したキャットフードが腐っていたら返品承ります』と明言していないお店でも、買ったばかりのキャットフードが腐ってたら交換してくれるお店は多いよね。

「当たり前だと思うからあえて書いてない」ってことも結構あるだろうから、工事保証の有無はちゃんと確認してみるよ。

 

<<給湯器を安心して長く使うには保証延長だけでは不十分!工事保証の必要性

 

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給湯器交換時の鉄則

  1. 複数社から交換見積もりを貰う
  2. 決して焦らない
  3. 見積もりを貰う機種・給湯器本体の型式は統一する

 

私が考える給湯器交換時の鉄則は上記の3点です。この3つは間違いなく注意した方が良いと思います。

 

給湯器が壊れてしまうと「一刻も早くお湯が使いたい!」という思いが先行して、心のどこかで「値段が違うと言っても、そこまで差が開くことってないでしょ?」と思いがちですが、意外と金額差は大きいものです。

 

あとは給湯器本体の値段についてですが、機種によって金額差が出ていたら元も子もありません。

「今まで使っていた機種と同等の物で見積もりが欲しい」と伝えても、後継機種の認識に差が出ることもあるので、まずはそれぞれの見積書で型式を統一するところから始めることをおすすめします。

 

<<給湯器交換時に失敗しないためのテクニック|業者を比較することの重要性

 

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最後に

給湯器の見積書には、トータル的な金額の他にも重要な事項がたくさん記載されています。

 

特に真摯に取り組んでいる業者ほど良く見せるのが下手で、あまり良くない業者ほど自分を良く見せるのが上手だったりもするので、いろんな角度から見積書をチェックしてみてはいかがでしょうか。