給湯器の値段のカラクリ|機種ごとの価格差、業者ごとの金額差を分かりやすく解説

給湯器の値段のカラクリ 機種ごとの価格差、業者ごとの金額差

 

給湯器はカタログを見ても、実際に交換をする場合の金額が見えてきません。給湯器を交換するとなれば取付作業料も発生しますし、そもそもカタログに掲載されているメーカー希望小売価格がアテにならないからです。

そして機種にも様々なタイプがあって、肝心のユーザー様が「どれも違いがよく分からない」と感じてしまうほど複雑で、業者によってもビックリするくらい金額が異なります。

なぜここまで金額差が開くのか、このページでは「給湯器の機種ごとの価格差、施工業者の金額差などの給湯器の値段のカラクリ」について分かりやすく解説するので、ぜひ最後までお付き合いください。

 

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給湯器の機種ごとの金額差、給湯器本体の価格設定

給湯器の機種ごとの金額差 給湯器本体の価格設定

 

給湯器には大まかなグレードが存在する

給湯器は毎日使いますし、使えなくなった時は非常に困ってしまう存在であるにも関わらず、スマホやパソコンほど「じっくり選んで決める」ということがあまりない機械です。

そんな給湯器にも数多くの種類が存在し、機能の良し悪しによって「グレード」が存在します。当然、多機能なほど給湯器本体の価格は高額です。

 

  • フルオート>オート>標準
  • 給湯器暖房機>給湯器(ふろ機能付き)>給湯器(給湯専用機)
  • 24号>20号>16号(石油給湯器の場合は4万キロ>3万キロ)

 

1番分かりやすいのは、お湯張り機能です。ガス給湯器はフルオートかオート、石油給湯器ならこれに加えて標準タイプがあります。フルオートが1番多機能なので高額です。

給湯器のフルオートとオートの違いは「お湯張り機能の微妙な違い」でしかない

 

また、給湯器には暖房機能を持つ機種もあれば追い炊き機能を持つ機種もあります。当然、お湯を出すだけの給湯器もあるわけで、あれこれできる機種の方が部品の数も多くて高額です。

そして燃焼能力にも違いがあり、燃焼能力が高いものほど高額になっています。ガス給湯器は号数の違いで3パターン、石油給湯器は2パターンです。

ガス給湯器の号数の違いとは?16号、20号、24号で燃焼能力が違ってくる

石油給湯器の3万キロと4万キロの能力の違い|3万キロは不便?

 

最近は外装がおしゃれな給湯器も出てきましたし、海岸や寒冷地などの屋外に設置されている場合に錆びてボロボロにならないような外装の給湯器も登場しています。こういう付加価値があると数万円単位で値段が上がっていくという感じです。

我が家はフルオートだけどオートの価格で工事してもらったよ。フルオートとオートの間にはそんなに価格差がないから、こういう違いの積み重ねが大きな金額差になりそうだね。

 

給湯器本体の値引き率は施工業者によって大きく違う

電化製品でも食品でも何でもそうですが、販売価格は業者によって異なります。全部のお店が同じ価格で販売するということはありません。

それと一緒で、給湯器の販売価格も施工業者によって違うのは当たり前の話です。給湯器交換の場合、多くのケースで「給湯器本体からの利益、取付作業の利益」という二段階になっていて、業者の仕入れ価格の差もあれば利益をどれくらい取るかという部分でも違います。

 

  • 仕入れ価格の違い(メーカーも得意先には安く卸している)
  • 値引き率の違い(給湯器交換業者がどれくらい儲けようとしているか)
  • 給湯器交換業者が安く売ろうとする気があるか

 

仕入れと値引き率は何となく分かる人も多いと思いますが、実は「給湯器交換業者が安く売ろうとする気があるか」という部分が1番大きな要素だったりもします。これは儲けにも直結してくるのですが、給湯器をはじめとする水道業界は冬が繁忙期で、どこの業者もかなり忙しいです。

既に自分の限界を超えている状況で、これ以上顧客を抱えることが難しいという場合は、あえて値引きをしないことで「これくらい儲かるなら身を削ってでもやってもいい」という線引きをすることもあります。

 

他にも石油給湯器からガス給湯器に乗り換える場合、ガス会社からするとガスを契約してくれるだけで利益に繋がるので、給湯器交換は非常に安価にやってくれることもあります。

このように時期的なものやどんなシチュエーションで給湯器を替えるかによっても、給湯器本体の値引き率は大きく変わってくるでしょう。

 

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給湯器交換業者ごとの金額差、なぜ大きく差がひらく?

 

1番は安く仕入れられるかどうか

前項でも説明しましたが、業者によって給湯器の仕入れ価格は異なります。大きな力を持っている業者がメーカーから直接仕入れる場合は、非常に安い金額で仕入れることができるでしょう。

これは大手ガス会社とか大手ハウスメーカーに見られるパターンで、1契約で動くのが1台や2台じゃないことが影響しています。「たくさん買ってくれるなら、喜んで大幅値引きします」という流れなんでしょう。

 

一方で地方の設備屋、工務店、施工店の場合は、手元に給湯器本体が届くまでに何社か間に入っているというパターンが結構あります。地元の繋がり意識ということもあるでしょうし、単にメーカーとパイプがないということもあるかもしれません。

実際に給湯器本体の値段だけを考えると、ユーザー自身がインターネットで買う方がよっぽど安かったりします。これは野菜や果物を買うにしても、スーパーから買わずに農家の人から直接買った方が安いっていうのと一緒です。

 

確かにネットで給湯器を検索してみると、めちゃくちゃ安いな!

家電量販店なんかだと「ネットだともっと安い」みたいなセリフが飛び交っていますが、給湯器の場合は本体だけ買っても取り付けないと使えないですし、どの機種が自分の家に取り付けられるのか等の情報もあまり出回っていないので、インターネットで本体を買う人はあまりいないんです。

 

価格競争の激化は一線を越えてしまった事実

昔は地元密着型の設備屋さんや水道屋さんが、お互いにしのぎを削っていました。今はここにインターネットという便利なツールがあるので、看板を掲げてじっとお客さんが来るのを待っているという時代でもありません。

ハッキリ言って、住宅設備界隈には非常に詐欺が多いです。法外な金額を要求するというパターンもありますが、逆に「相場よりも安い金額でいい加減な仕事をする」というパターンもあります。

 

給湯器で言えばガス接続部の金属可とう管や排気筒は、本体を交換する際には必ず交換が必要な部材です。これを最初から再利用する方向にしてしまえば、見せかけの金額はかなり安くすることができるでしょう。

この手の悪徳業者は年々増えていて、消費者庁が警鐘を鳴らしています。あなたが高いと思っている業者が実は普通で、安いと思った業者がとんでもない悪徳業者である可能性があることも、頭の片隅に入れておいてください。

 

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最後に

給湯器本体の価格は、同じ新品なら安ければ安いほどありがたいですが、取付作業料に関しては注意深く観察してみることをおすすめします。

特に複数社から見積もりを貰った時に「A社で計上されている部材がB社では計上されていない」等の項目があった場合は、直ちに問い合わせてみましょう。