給湯器の燃焼ランプが点滅し、お湯が出ない時の不具合とは?

給湯器の燃焼ランプが点滅!! お湯が出ない時に考えられる不具合とは?

 

よくある給湯器の不具合の中に「燃焼ランプが点滅して、お湯が使えない」という症状があります。

本来であれば蛇口を開けると燃焼ランプが点灯し、蛇口を閉じた時に消えるべき燃焼ランプが、付いたり消えたりしてしまうという症状です。

 

基本的には、燃焼系統の部品が故障あるいは経年劣化している可能性が高いのですが、ごく一部に「一時的な症状」である可能性も残されています。

そこで今回は「給湯器の燃焼ランプが点滅し、お湯が出ない時の症状」について分かりやすくご紹介していきたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。

 

給湯器博士、今回もよろしくお願いします!

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燃焼ランプって何?

リモコンの燃焼ランプ

 

燃焼ランプとは、給湯器本体や給湯器リモコンに付いている「給湯器を使用している時に点灯するランプ」を指します。

給湯器の種類、リモコンの種類によってランプの有無、ランプの位置は異なりますが、上記画像で言えば給湯温度の横に炎のようなマークがあります。これが燃焼ランプです。

 

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燃焼ランプが点滅するのはどういうことか

  • 燃焼ランプが点灯:給湯器が燃焼している状態
  • 燃焼ランプが消灯:給湯器の燃焼が停止した状態

 

燃焼ランプは非常に単純なもので、火が付いている時に点灯、火が消えると消灯するだけの機能です。

では、これが点滅する状態とはどのような状態なのでしょうか。基本的には大きく分けて3つの可能性があります。

 

実際に給湯器の火が付いたり消えたりしている(経年劣化、故障)

 

1番多いのは、燃焼系統の部品が故障や経年劣化していることが原因で、実際に火が付いたり消えたりしている状況です。

この状態でしばらく蛇口を開けっ放しにしていると、蛇口からはお湯が出てこない上に、一定時間後に点火不良のエラー(110、111、112、113など)、あるいは着火不良のエラー(120、121、122、123など)が出ます。

給湯器のエラー110、111、112、113は点火不良のエラー|ユーザーができる対策と修理の内容

給湯器のエラー120、121、122、123は燃焼不良のエラー|ユーザーができる対策と修理の内容

 

点火不良や着火不良には様々な原因が考えられますが、年数の経った給湯器の場合であれば、燃料を噴出するノズルや熱交換器の詰まりが多いです。

あとはバーナー部の出力低下、基盤の制御不良などの可能性もあります。そして「火が付いたかどうかを判定する部品(フレームロッド)」の不具合の可能性も高いです。

フレームロッドに燃えカス成分が付着していて、それを磨くだけで改善する可能性もあるので、簡単に直る場合もあれば大規模な修理になる可能性もあって、一概には言えません

 

実際に給湯器の火が付いたり消えたりしている(その他)

実は給湯器本体の故障とは関係なく、一時的に不具合が出てしまう可能性や給湯器外に原因がある可能性もあります。最も多いのは給気関係です。

台風などの強風が吹いている場合、煙突や排気口から燃焼ガスを排出できず、酸欠になってしまう可能性があります。

 

あとは強風がなくても、煙突や排気口に変形があったり、内部に動物や虫が入り込んで給気を邪魔している可能性も考えられるでしょう。

これらの場合は、ファンモータと呼ばれる扇風機のような部品が唸りを上げることが多いので、「燃焼ランプの点滅+大きな音」の組み合わせの場合は、給気不足を始めとする異常燃焼を疑った方がいいです。

 

我が家でも昔、給湯器が大きな音を立てたことがあったけど、その時は燃焼ランプが点滅しなかったんだよね。普通にお湯は使えたんだけど、すごい音がしたんだ。

もし給気系に異常がある状態で給湯器を使用すると、酸欠状態で動作することになるので詰まりの原因になってしまう可能性があります。本来は詰まりを除去するだけで済んだ修理なのに、詰まりが酷くなると部品交換が必要になったりもするので、異音がある場合は早急な修理をおすすめします。

 

ランプ部分、電装部の故障

単純にランプ部分の故障という可能性もあります。使用年数が長く、給湯温度の表示も欠けているというような場合には、「火が付いているのにも関わらず、燃焼ランプが点灯しない」という症状が起きてもおかしくありません。

しかし「お湯が出ない」という症状を伴っているのであれば、ランプ部分のみの不具合とは考えにくく、電装基盤を始めとする伝送系の不具合も考えられます。

もし「電源をいれたはずのリモコンが勝手に切れている」というような症状であれば、おそらく別件だと思うので、その場合は以下の記事を参考にしてください。

リモコンの電源が勝手に消える|ユーザーができる対策と修理の内容

 

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燃焼ランプが点滅し、お湯が出なくなったらどうすればいい?

煙突や吸気口、燃料の確認

まずは煙突に変形がないか、吸気口に妨げがないかどうかを確認しましょう。よくあるのはコウモリや鳥、虫などが詰まっているケースです。

奥まで入り込んでいる場合はプロに分解清掃してもらう必要がありますが、もし「給気部分にタオル等の布が掛かっていた」などの場合であれば、それを取り除くだけで正常になる可能性があります。

もし屋内設置の給湯器で給気フィルター付きの機種であれば、フィルター部分の確認もしてみてください。

 

併せて確認したいのが燃料です。ガスにしろ石油にしろ、全く供給されていないのであれば、燃焼ランプが点灯するということは考えにくいのですが、燃料が無くなりかけている状態であれば、ランプが付いたり消えたりする可能性があります。

特に石油給湯器をお使いの方は、ホームタンクに灯油が入っているかどうかを確認しましょう。

 

ガスの場合は燃料が切れかかっているという状態は考えにくいですが、ごくまれにガス配管内が詰まっているという可能性があります。この場合は「給湯器もガスコンロも調子が悪い」という状況になるので、ガスコンロをお使いの方は一緒に確認してみてください。

 

何のエラーが出るかを確認

燃焼ランプが点滅していて、一向にお湯が出てこないという状況だと、不安になって蛇口を閉めてしまいがちですが、一旦「エラーが出るまで蛇口を開けっ放しにしてみる」ことで、エラー番号が確認できます

機種によって違いますが、給湯器は何度か点火動作に入ってそれでも点火できない場合にエラーが表示されるようになっていて、長いものだと10回近くのトライが必要な機種もあるので、1分くらい蛇口を開けっ放しにしてみてエラーが出るかどうかを見てみましょう。

 

それでエラーが出るのであれば、取扱説明書でそのエラー番号を見てみるのがおすすめです。大半のエラーは説明書には記載されていませんが、ごく一部の「ユーザー様の方で何とかできる可能性のある不具合」に関しては、説明と対策も一緒に記載されています。

どうにもならなそうなエラー番号だった場合は、修理業者を手配しましょう。その時に症状と合わせてエラー番号も伝えることで、迅速な対応をしてくれるはずです。

 

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最後に

燃焼ランプが付いたり消えたりする症状は、割と多い不具合です。個人の経験上、ガスなら詰まり、石油なら詰まりと燃料不良が多いような気がします。

症状によって安く済むこともあれば、大幅な修理が必要になるケースもあって、一概には言えません。

ただし、ごく一部で「外で強風が吹いてたからそうなっただけ」という可能性もあるので、ぜひ参考にしてみてください。