給湯器を使っていないのに音がする原因|これを確認すれば問題解決!

 

給湯器の故障には様々な内容のものがありますが、エラー番号が出るならまだしも、エラーも出さずに不可解な不具合を出すと気持ち悪く感じてしまうものです。

特に「使っていない給湯器から音が聞こえる」というのは、ユーザー様にとって不気味に感じてしまうこともあるのではないでしょうか。勝手に火が付いていると思ったら、ガス代の心配も出てきますし、もしかすると火事になってしまうのではないかと不安を感じてしまう人もいるかもしれません。

 

実際に給湯器には、ユーザー様が使おうと思っていないのに音を出す可能性があります。それは故障である可能性もあれば、故障じゃない可能性もあるので、まずは「どんな状況で音が鳴るか」を知らなければなりません。

この記事では「給湯器を使っていないのに音がする原因」について、ありとあらゆる可能性について説明したいと思います。ご自身の症状がどれに当てはまるか、ぜひ調べてみてください。

 

給湯器博士、今回もよろしくお願いします!

こちらこそよろしくお願いします!

 

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使ってない給湯器から音がする場合にまず確認したいこと

「使っていない給湯器」という状態について

給湯器にはお風呂を沸かす機能がついている機種もあれば、暖房機能が付いている機種もあります。まず使っていない給湯器という表現について考えてみましょう。

恐らくこんな初歩的なことは滅多にないとは思いますが、「給湯は使ってないけどお風呂は沸かしてた」とかは、使っていない給湯器ではないのでご了承ください。

 

  • 電源が入っていないのに音がする
  • 蛇口を開けていないのに音がする
  • ふろ自動湯張りや追い炊きをしていないのに音がする
  • 暖房を動かしていないのに音がする

 

「使ってない給湯器から音がする」と言われて訪問した先で、確かに給湯は使っていないけど、暖房を使っていたという現場がありました。そのお家ではファンヒーターで電源入り切りをしていて、給湯器のリモコンは触ってないといっていましたが、給湯暖房機の場合は注意が必要です。

確かに我が家のファンヒーターも給湯器のリモコンで電源を入れなくても勝手に動いてるよ。その時はリモコンに炎のマークが出るから、燃えてるって証拠にもなるね。

 

電源が入っているのか、いないのか

まず「電源が入っているのか、いないのか」が重要ポイントです。

電源が入っていないのに給湯器が勝手に燃焼するということは考えにくいので、電源が入っていないのに音がするという状況であれば、燃焼系の不具合ではない可能性が高くなります。

電源が入っていようがいまいが音がするという状況で、かつ水流音がするという場合は、お湯配管のどこかで水漏れしている可能性があるので、水道メーターが回っていないかどうかを確認してください。

 

 

水道メーターは上記画像のような見た目をしています。水が漏れている場合は、左側に見える銀色の円盤のようなものがクルクル回るので、これが回っているかどうかで判断してください。

ちなみにどこかの配管に空気が入っているという状況だと、「動いていることは動いてるんだけど、左右に動いてるだけで回っていない」というケースもあります。この場合は漏れてないことが多いので、あくまで一方向に動いているかどうかを確認しましょう。

 

水漏れしている場合は直ちに給湯器の入水を閉じ、修理依頼をすることをおすすめします。給湯器内部からの水漏れなら給湯器メーカーになりますし、漏れている箇所が特定できなければ水道屋さんでも結構です。

ただし最近は水道業者などの詐欺事件も多いようなので、知り合いの水道屋さんがいないという方は水道局に相談することをおすすめします

 

エラーの有無

そしてその次に「エラーが出ていないかどうか」を確認してください。

一昔前のリモコンだとエラーを出すときに音を出すものが多く、特にノーリツの給湯器のエラー音は「幽霊が出たような音」だと言われていました。

エラーを出すタイミングは必ずしもお湯を使っている時とは限らないので、お使いの機種によってはエラーと同時に音を出し、「使ってないのに音がする」となっている可能性があります。

エラーが出ているなら、リモコン(操作パネル)に数字が表示されているかと思うので、修理依頼をする際にその番号をお伝えください。エラーが出ていないという方は、先に進んでください。

 

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どんな時に音が鳴るかを調査する

電源の入り切りで音が鳴る

「お湯は使っていないけど、リモコンで給湯器の電源を入れたり切ったりすると音が鳴る」という場合は、おそらく問題ないです。

給湯器の機種によっては、電源を入れた時に中の部品が準備運動に入って音を出すケースがあります。「新品の時は絶対に鳴ってなくて、最近になって鳴り始めた」という場合は、不具合の可能性があるので、その時は給湯器メーカーに修理依頼してください。

 

お湯を使う前、使った直後

  • 「お湯を使おうとしたけど、蛇口をちょっと開けてやっぱやめた!」
  • 「さっきまでお湯を使っていたけど、今は使っていない」

 

上記のようなシチュエーションに当てはまる場合は、給湯器の中でお湯を出すための準備運動に入っているので音を出します。お湯を使う前後でファンモーターと呼ばれる部品が回転を始めるので、何かが回っているような音がするというのであれば間違いないでしょう。

「さっきまでお湯を使っていた」という場合でも、お湯の使用をやめてから1分くらいはファンモーターは回り続けているので、もしお困りの症状がこれだとすれば問題ありません。

 

外気温が寒い時(特に屋外用の給湯器)

寒い時期に起こった症状であれば、給湯器の凍結予防動作である可能性が高いです。給湯器のふろ回路の凍結予防は「ポンプが動いて水流を作る」という仕組みになっています。

各メーカーやポンプの種類によっても差があるかと思いますが、給湯器内部の温度計で3℃を下回る時に動作するので、寒い地域で給湯器が屋外に設置されているという場合は、この凍結予防動作の可能性が高いと言えるでしょう。

 

予防策1 凍結予防ヒータと自動ポンプ運転による方法

 

一例ですが、リンナイのRUF-E2400AWという機種では、凍結予防動作をしている時は「メインリモコンで凍結予防の文字表示、サブリモコンで雪だるまのマーク」が表示されます。

これは給湯器リモコンの電源を切っていても表示されるので、「電源を切ってるのに給湯器から音がする…」という場合はリモコンの表示を確認してみてください。見慣れない文字やマークが点灯していて、外気温が低いという場合なら凍結予防動作じゃないかと思います。

 

凍結予防ってリモコンの電源を切ってても作動するのか。凍結するのが心配でずっと電源を入れてたよ。

そういう人もいますが、ガス給湯器や直圧式石油給湯器なら気にする必要はありません。給湯器の電源プラグがコンセントに差さっていて、ヒーターが正常であればしっかり動作します。

 

電源を入れている間はずっと音が鳴ってる

  • カチカチ音
  • 一昔前のドライヤーのような音

 

一方で「いつ鳴るとかではなく、電源を入れている間は常に鳴っている」というケースもあります。その時は「どんな音か」を考えてみてください。

例えば「カチカチカチカチ…」という感じで、結構高くてうるさい音が鳴ることがあります。これは基板が壊れかかっている時に見られる症状です。

場合によっては、こんなにうるさい音を出しながらも使えることがありますが、すぐに基板のエラーが出て使えなくなってしまうので、早めに修理依頼することをおすすめします。

 

あとは一昔前のドライヤーのような音で、唸るような低音で何かが回転しているような音も給湯器不具合の可能性があります。例としては、本来なら点火動作の時にしか動かないファンモーターが勝手に動いてしまうという症状です。

基板が勝手に命令を出してそうなっているケースもあれば、ファンモーターが勝手に暴走しているケースなど様々です。一時的ではなく、ずっと音が鳴っているというのであれば故障の可能性が高いので、修理依頼をした方がいいでしょう。

 

壁掛け石油給湯器の場合は灯油の補充音かも

少しイレギュラーなケースですが、石油給湯器で壁掛けタイプを使用している場合は、使用していないタイミングでも「ブー」という感じのスマホのバイブレーションのような音が確認できることがあります。これは灯油を組み上げている音の可能性が高いです。

石油給湯器の壁掛けタイプの多くは、本体内部にもサブタンクを搭載していて、そこに一旦灯油を引っ張ってストックしています。このポンプが動くタイミングは、基本的には燃焼中なのですが、燃焼中は気にならないことが多いでしょう。

あとは変なタイミングで灯油の補充を行っているケースも結構あるため、もし「音が鳴っても15秒以内で、スマホのバイブレーションのような振動音」という場合は、灯油を補充している音の可能性が高いです。

 

一部例外で仕様上というケースもある(要説明書確認)

ノーリツ製暖房機 – 取扱説明書

 

あとは機種によって、固着防止の目的やエア抜きの目的で動いたりするケースがあります。これはノーリツ製の暖房ボイラーの例です。

このように「1ヶ月に1度、約8分間」は使っていない機械が勝手に動くことも仕様上であり得るので、その8分間に気付いてしまった場合は気になってしまうかもしれませんね。

仕様上の場合は、ずっと鳴り続けるということはないはずなので、その音が一時的なものではないかとどうかを含め、出来るなら取扱説明書を確認してみることをおすすめします。

 

それから石油給湯器のセミ貯湯式を使用している場合は、常に給湯器内でお湯を作ってストックを作っておくという性質上、使用していない時でもリモコンの電源が入っていれば勝手に火が付いたり消えたりするので注意してください。

セミ貯湯式石油給湯器の特徴と選び方|少しでも快適な選択をする為に

 

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音がする、異音がするという内容で修理依頼をするポイント

 

実際に現場を見て、その音を聞いてみないと正確な診断が出来ないことは間違いないのですが、現場に訪問させていただく前に「どんな音が、どのタイミングで鳴るのか」を知っているのと知っていないのとでは、修理前の準備に大きな差があります。

ただ「異音」という修理依頼だと予想すら立てられないものの、例えば「キュルキュル何かが回る音」みたいに簡単にいいので擬音語を交えて説明してもらえれば、ある程度の予想が立てられるので、修理をするものとしては非常に助かります。

 

あとは音が鳴るタイミングも重要です。「お風呂を沸かすときだけ鳴る」でもいいですし、「電源を入れている間はずっと鳴っている」というのも重要なヒントになります。

少しでもヒントをもらえれば私たちは助かりますし、それで事前の準備も変わってくることが多いので、ぜひご協力をお願いします。

給湯器から異音がする場合の正しい修理依頼の方法とは?

 

何かが回る音と言われれば回転部品を用意してから向かったり、水流音と言われれば水メカを持って向かうことが出来ます。それによって即日修理できる可能性が高まるかと思いますので、修理依頼をする際はぜひご協力をお願いします。

 

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最後に

以上が、給湯器を使っていないのに勝手に音がするというパターンの紹介です。これ以外にも色んなパターンがあるかと思いますが、私の経験上はこれらのうちのどれかに該当することがほとんどのような気がします。

まずは「エラーが出ていないか、水漏れは無いか」の2点さえ確認できれば、一気に仕様上の可能性が出てくるので、まずはこの2点をご確認ください。そして故障だと判明した場合は、なるべく早くに修理業者を手配することをおすすめします。